ホースホルンの解説を始めようと思うのですが、何から書けばよいのか正直迷っています。まずは、ホースでは出せる音と出せない音があるんで、その話からしましょうかね。
下にウィキペディアの「倍音」のページから楽譜を引っ張ってきました。

この楽譜に並んでいる音の2オクターブ下の音が、C管ホース(Don't say LAZYで使用)で出せるすべての音になります。
ここで特に8番から16番の音にご注目下さい。
ファの音(11番の音)に♯が付いていますが、ほぼ1オクターブの音階があるのが分かると思います。この1オクターブの音階を使って吹いているというのが、ホースで曲を吹いている正体になります。
#が付いたファの音は、実際うp主の演奏をよくよく聞いてみると高めに聞こえるはずです。音程を低めにとって多少はごまかしているかもしれませんが。
Q,ではもし曲中に臨時記号の♯や♭が出てきたら?
A,その曲はホースで演奏できません。上記のファ#のようにごまかせるかもしれませんが、僕は無理かなと思っています。この辺はマリオシーケンサでも同じ制約があるみたいですよね。
いろんな曲の楽譜を見てみて以外だったのですが、臨時記号の♯や♭は思いのほか少ないものです。
どうやって出すの?とか音を変える原理は今日の記事では割愛しますが、金管楽器ではこの1〜16番の音を自由に操ることを演奏の基本としています。
※金管楽器の人のための補足
上の楽譜はC管トランペットの場合の1〜16倍音に当たります。B管トランペットだと全音低い音が出ます。なのでハイBが8番(第8倍音)の音に当たります。つまりトランペットだとハイBからダブルハイBで音階を吹くことができますがまじで鬼畜音域ですね。僕は長めの管を使ってハイトーンを避けていますが。
これをやらかしてくれたバッハのブランデンブルク協奏曲第2番というハイトーンばっかりの鬼畜曲があるので、今日はそちらをご紹介。(最高音ハイG)
バッハの時代はピストンがなかったので仕方ないのです。勘弁してあげて下さい。
ブランデンブルク協奏曲第2番(うp主さんに感謝)
コメントありがとうございます。
了解しました。
それで書かせてもらいますね。