2010年08月08日

ホースホルンの解説(再)

動画をみると、「ホースどうやってんの?」とか「馬歌ってんじゃね?」といったコメントがたくさん見られます。

一度ホース演奏の解説を試みたのですが、正直難しい〜解説になってしまった気がするので。もう一度解説を試みます。
といっても一度説明しているので。今度は簡単に書くことを目指します。


ホース演奏に対して「どうやってんの?」と思う理由は、やっぱり外見的に何も変わらないからでしょう。
管の長さが変わらないですからね。

逆に言えば、管の長さを変えずに音を変える方法があるということです。さらに言えば、管の長さを変えずに曲(音階)を演奏する方法があるということです。


原理としては自然倍音です。
wikipedia「倍音」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8D%E9%9F%B3

リンク下部の、「オーバーブローとフラジオレット」より
――――管楽器や弦楽器では、同じ管や弦の長さでも、一部の倍音成分を強調してより高い音を奏でることが出来る。特に金管楽器ではその出される音のほとんどはこの奏法による。このような音や奏法を、管楽器ではオーバーブロー(overblow)、弦楽器ではフラジオレット(flageolet)またはハーモニクスと呼ぶ。――――

詳しいことは僕もうまいこと説明できないのでリンク先を読んでくださいませ。
金管楽器はそういう原理で演奏する楽器なのです。


で、それを応用して約1オクターブ(半音階なし)の音階を吹くことができます。原理上は。
僕が動画で演奏した曲は、基本的に音域がホースで音が出る1オクターブ(半音階なし)に収まっているのです。最近はそれだけでは不可能な曲もやったので、出ない音は別の音を吹くとか、もっと高い音を気合いで出すとかやってます。
Don't say lazyなんかは、楽譜を見るとちょうど1オクターブに収まっているのが見えてホース演奏を思いついた感じです。

以前も解説してますので、くわしくは「ホースホルンについて」のカテゴリを参照下さいませ。
posted by ホースマン at 00:00| Comment(0) | ホースホルンについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月23日

300円で作るブブゼラを自作してみた

今日は時期を完全に逸した記事です。

仕方ない。
そういうこともある。

でもせっかくブブゼラを自作したので、今さらながら記事にしてみました。
まずは完成形を写真でどうぞ

DSC_0393-2.jpg


ボディはホースホルンの端財を使いました。
約1m(150円)

DSC_0399-2.jpg


そして端に漏斗を接続。微妙に合わなかったのでセロテープで補強してます。
ダサいがそれがいい。
これは100均で見つけたハイスピード漏斗って名前の漏斗ですが、トランペットのベルにそっくりでわろた。2つも買ってしまいました。
以前使っていた金属漏斗よりデカい音がなってよろしいです。ホースホルン作りにも、今はこの漏斗を推奨いたします!!(笑)

DSC_0402-2.jpg


そして一番苦労したのが吹き口です。
ペットボトルの先を切って使用しました。
抵抗感がないので良い吹き口とは言えませんが、一応実用に耐えます。
プライスレス。

以上
ホース150円
漏斗105円
使用済みペットボトル0円

255円でブブゼラを自作してみました。
研究室の後輩にも吹いてもらったので、ちゃんと鳴るのは確かです。

一応書いておくと、吹き口はトロンボーンのマッピがベストです。
鳴らしやすいです。
しかし普通のやつは5000〜6000円くらいするので。ブブゼラ買った方が安い!
お手元にあればどうぞ。


でこれ作った時はテンション上がったのですが。
googleで検索すると他にも自作してる人がいました。

さらに低価格のブブゼラ自作
http://blog.donity.com/k1/index.php/2010/06/16/%E3%83%96%E3%83%96%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%82%92%E8%B3%BC%E5%85%A5%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84/

形状が秀逸なブブゼラ自作
http://www-prius.at.webry.info/201006/article_2.html

ほかにもいろいろと出てきます。
僕はホースホルンの形状から応用してますけど、要はただの管なわけで。
何でもいいんでしょう多分。
ちょっと旬を過ぎた記事でした。
posted by ホースマン at 00:48| Comment(0) | ホースホルンについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

ホース録音の謎

こんにちは、こんばんは。
ホースマンです。

動画がまた伸びてるし。前より伸びてるし。
ちょ。今度は何ですか。
うれしいけど。

仮説としては:
・ニコニコ動画(9)になって、動画の上のリーダーのところに「ニコニコラム」が流れるようになった。
・「軽い楽器(?)でDon't say lazyを演奏?」をクリックして、そこからリンク辿って来られる方が多い??

ってことでしょうか?これで合ってんのかな??
誰か合ってるか教えてくれ。

ちなみに今日は録音の話です。
僕はホース動画を3作投稿してますが、動画ごとに音色がかなり違うと思いませんか?今日は、音色の違いが気になるという耳のいいアナタに読んでほしい内容です。

音色の違いを出すのはもちろんミキシングの効果もあるんですが、金管楽器・・・というかホースの特性に秘密があるんです。

ではまず金管楽器の録音について。
トランペットやトロンボーンにマイクをつける時は、基本的にはベルの正面にマイクが来るようにします。これはベル前が一番しっかりした音が取れるからです。
対してホルンというのは後ろ向きに音を出して、それが壁などで跳ね返った音を聞いているという特殊な楽器です。録音には詳しくないですが、人によると奏者の前側にマイクをセットするらしいです。
これをベル正面にマイクをつけてしまうとトランペットみたいな音になっちゃいます。

とりあえず参照↓
鳴るほど楽器解体新書「ホルン」

ホース演奏の録音にも、この点を応用しています。
・「Don't say lazy」のようにホースでトランペットみたく力強い音を録りたいときはベル(漏斗)をマイク正面に持って行く。
・「you」みたいにホルンっぽいやわらかい音を録りたい場合は、ベル(漏斗)をマイクから離す。
あとホースの素材とかも音色に影響しますが、この録音の違いが音色の違いに支配的な印象です。
かぶるけどまた動画リンクしとくので、聞き比べしてみてね。

ホースでyou


ホースでDon't say lazy
posted by ホースマン at 10:45| Comment(0) | ホースホルンについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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